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北朝鮮が高濃縮ウラニウムを作ることができる遠心分離機を公開し、今後は6者会談の必要性は高まると思われるが交渉の進展は容易ではないと多数の専門家は見ている。

G20サミット以降、対話再開に向けた6者会談の5ヶ国の動きが活発している状況で、北朝鮮がウラニウム濃縮カードを切り出し各国が驚いている状態だが、対話の必要性が高まったという点で6者再開再開が加速化される可能性がある。

米韓両国は今回の事態を「深刻な挑発」と見なしており、北朝鮮の非核化への態度の変化を先に要求している。また、対話再開を熟慮していると見られる。

もし、中国が北朝鮮のウラニウム濃縮施設公開を事前に認知していたとすれば、事態悪化の防止を名目に米韓両国に積極的な対話を要求する可能性が高い。しかし、その反対ならば状況把握と北朝鮮との水面下の対話、6者会談でUEPを核心議題として提起する問題などし深刻に検討するものと見られる。

ボズワス代表は22日の略式記者会見で「6者会談の展望は現在は霧の中にいる。6者会談の如何なる過程も決して終わったと宣言されてはおらず、まだ生きている。私たちはそれを蘇らせる事ができることを希望する」と明らかにしたのも、このような背景があるからだ。

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韓国政府高位当局者もこの日、対北政策基調に対して「既存の政策の骨組を維持しこの問題に対処していく。対話と制裁のツートラック接近などの既存の政策を持続的に推進するだろう」と明らかにした。

一部では、G20後には6者会談が進展しなければならないという共感が形成されただけに、北朝鮮のウラニウム濃縮問題などを議論するための米朝接触の可能性も提起されている。

キム・ヨンス西江大教授はデイリーNKとの通話で「北朝鮮がウラニウム濃縮問題を再び引き出したが、この問題を解決出来るのは6者会談であり、この枠組みで再び議論しなければならないという声が出てくる。結局は6者会談の再開へ弾みが付いた事は事実」と分析した。

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「今回は米国が北朝鮮との水面下で接触をする可能性はある。しかし、米国としてはこれ以上北朝鮮に譲歩する訳にはいかず、北朝鮮の立場はさらに不利になる恐れもあり、北朝鮮に対する米国の信頼感はより一層低くなるだろう」と指摘した。

キム・ソンnン高麗大国際大学院教授も「非核化に対する確実な進展を引き出すことができるという事を前提に、米朝が接触をする可能性はある」と話した。

特に、ウラニウム濃縮問題は2002年から提起されており、6者会談再開の流れを立ち止らせたり戻せるほどに深刻な懸案でないという指摘も政府内外から提起されている。

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韓国政府高位当局者は22日「今回のウラニウム濃縮は、私たちが永らく注目してきた事であり全く新しいものでなく、これまでの憂慮が顕在化されたと見なければならない」と話した。

キム・ソンnン教授は「北朝鮮が遠心分離機を軽水炉の燃料用と言っているので、100%挑発と見ることはできない。北もしたたかにこのカードを出しており、交渉が開かれるのは時間の問題であり交渉の余地は残っている」と分析した。

「今回の北朝鮮の遠心分離機の公開は2002年から提起されてきた物で、この実体が表面化したからといって対話再開のモメンタムが死んだとは考えていない」と強調した。

専門家らは米韓が対話を通じて北朝鮮の核を放棄させることができる方法を持っていない事から、北朝鮮との対話が実質的な成果を得にくいと指摘する。対話再開への流れが実質的な非核化にはつながりにくいといわれている。

同教授は「現在の北朝鮮を変化させる代案が無い状況で、6者会談再開へ動いているだけであり、北朝鮮の実質的な非核化措置は期待し難い」と見通した。