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情勢の悪化と戦争を防止するための基本問題である朝鮮半島の平和体制構築問題については一切言及せず、すでに合意された終戦宣言問題までいろいろな条件と口実を設けて遠く後回しにしようとする立場を取った。

終戦宣言を一日も早く発表する問題について言えば、朝鮮半島で緊張を緩和して恒久的な平和保障体制を構築するための初の工程であると同時に、朝米間の信頼構築のための優先的な要素であり、ほぼ70年間持続してきた朝鮮半島の戦争状態にピリオドを打つ歴史的課題として北南間の板門店(パンムンジョム)宣言にも明示されている問題であり、朝米首脳会談でトランプ大統領がより熱意を見せた問題である。

米国側が会談で最後まで固執した問題は、過去の以前の各行政府が固執していて対話の過程を台無しにし、不信と戦争の危険だけを増幅させた癌的存在である。

米国側は今回の会談で一つ、二つの合同軍事演習を一時的に取り消したことを大きな譲歩のように宣伝したが、一挺の銃も廃棄せず、全ての兵力を従前の位置にそのまま置いている状態で演習という一つの動作だけを一時的に中止したのはいつであれ、任意の瞬間にまた再開されうるごく可逆的な措置として、われわれが取った核実験場の不可逆的な爆破廃棄措置に比べれば対比さえできない問題である。

会談の結果は、極めて憂慮すべきものだと言わざるを得ない。

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