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チョン・ソンフン統一研究院北朝鮮研究センター専任研究委員は18日、北朝鮮が「小型軽水炉建設」を米国の核専門家などにアピールするのは 、現在の硬直した状態を対北朝鮮支援の局面に切り替えさせる意図があるとが主張した。

これに先立ち北朝鮮は、ジークフリード・ヘッカー博士とジャック・プリチャード米韓経済研究所(KEI)所長などを招待し、軽水炉の建設を進めていると伝えた。

この日、チョン研究員は研究者のサイトに掲載された「中小型軽水炉を建設する北朝鮮の意図」という文章を通じて「北朝鮮が天安局面から抜け出すための出口を模索し、六カ国協議に参加するというシグナルを送っていると見たとき『軽水炉カード』は北朝鮮の核問題や六カ国協議への関心を向け、現在の硬直局面を対北朝鮮支援の局面に転換させる可能性がある」と主張した。

チョン研究委員は「咸鏡北道豊渓里の核実験場周辺で確認されている一連の動きも三回目の核実験を準備するというシグナルを送りながら、現在の硬直局面を脱却するための作戦だろう。三回目の核実験は、(核実験の)可能性が常にあるという北朝鮮の戦略的なカードだ」と述べた。

さらに「核の平和利用の意志を表明しながら、仮に六カ国協議が再開されたとしても軽水炉の建設許可は必ず確保するという意思を明らかにした。今後、北朝鮮の非核化の交渉の中で北朝鮮の軽水炉建設は非常に重要な論点として浮上するだろう」と説明した。

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また「北朝鮮が核廃棄の一次的な経済的対価として要求するのは軽水炉の建設だ。『朝鮮半島エネルギー開発機香iKEDO)』が主導していた日米韓の三国の立場を定める事が必要とされる」と付け加えた。

特に「軽水炉の提供が北朝鮮の非核化という単純な公式が成立しないということを留意しなければならない。今回の軽水炉カードが『土地の補償を狙って木をたくさん植える』という考え方は、北朝鮮の核保有の意志を見落とす誤った判断かもしれない」と指摘した。

また「小型軽水炉建設のカードはウラン濃縮プログラムを既定事実化するための布石という点も注意すべきだ。北朝鮮は既定事実化されているウラン濃縮プログラムを維持し合理化するカードを必要としているが、中小型軽水炉建設がまさにそのカードの一つとして提案されたもの」と述べた。

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彼は「大型軽水炉は核分裂性の強いU235が3〜5%濃縮された核燃料を使用するが、中小型の場合には濃縮度が15〜20%に高まる。普通の兵器級ウランの濃縮度は90%以上であり、濃縮度が高くなるほど兵器級高濃縮ウランの生産能力も大きくなり、北朝鮮が小型軽水炉の操作のため濃縮度15〜20%の濃縮ウランを生産する場合の問題は非常に深刻になる」と強調した。