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北朝鮮が朝鮮労働党創立65周年を記念し「生計型犯罪者」に対して大規模な赦免を実施し、金正恩氏の器の大きな配慮を強調していると伝えられた。最近になって一般住民の中国旅行を再解禁し青年大将同志(金正恩氏)の配慮と宣伝しており、民心確保作戦と考えられる。

北朝鮮は9月の最高人民会議常任委員会の決定で「光栄な党創立65周年と党代表者会を迎え全ての収容者の刑期を減少する」とし、大赦令を通じて全国で15万人余りの犯罪者の刑期を減刑措置したと12日、内部情報筋が伝えた。

これに伴い、咸鏡北道(ハムギョンブクト)会寧(フェリョン)市豊山里(プンサンリ)の人民保安部教化局傘下の第12号教化所(刑務所)でも、全収監者2100人中1500人が減刑されたと伝えられた。

内部情報筋は「9月中旬に12教化所で大使令が発表された。これに伴い、約250人が釈放され特技模範生(技術革新、逃走者の摘発などに寄与した者)3人は4年、模範生20人は3年、一般収監者1500人余りは2年の減刑を受けた」と話した。

「刑法141条に該当する凶悪犯罪(強盗、殺人、強姦)、麻薬犯罪者、117条の人身売買犯(脱北関連犯罪)等は減刑名簿から除外された」と伝えた。

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情報筋によれば、教化所所長は釈放者名簿と刑期軽減者名簿を発表した後「今回釈放される人々は、党代表者会を迎えた青年将軍の配慮を深く感じなければならない」と話した。

「党が施す配慮は、皆に同じく与えられるプレゼントではない。生活を上手く行っている人にはさらに多くの配慮が与えられる。釈放される人、残った収容者も正しい生活を行う事を望む」と話したと伝えられた。

北朝鮮の赦免は、通商は金日成主席・金正日総書記の生誕記念日と整周年(10年ごと)、半周年(5年ごと)の党創立記念日などの国家記念日に合わせて、最高人民会議常任委員会が金正日氏に提議書を提出し批准を経て人民保安部教化局傘下の12箇所の教化所の収容者数によって減刑規模を決める。

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しかし、赦免後には教化所の人員を再び確保する為に、保安部が犯罪捜査に力を入れ検挙率が大幅に増えると言われている。各教化所が生産単位を保有しているため、釈放によって生産能力に支障が発生するのを恐れ罪人を確保しようとする。

情報筋は「保安部は大赦令の兆しが確認されれば、公式発表後から一般住民に対する犯罪捜査に集中する。検察所の協力で事前に拘置所に人々を大量に確保し、大使令にともなう釈放後即座に教化所に移送する」と話した。

「2002年の将軍様(金正日氏)誕生日60周年をむかえて行われた赦免でも、全収容者の30%程度が釈放されたが、3ヶ月後には釈放前と同じ人数に回復した」と話した。

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人民保安部傘下には公式的な教化所は1号から12号まである。平壌、价川(ケチョン)、沙里院(サリウォン)、端川(タンチョン)、咸興(ハムン)、会寧(フェリョン)などの教化所が広く知られている。

12の教化所はそれぞれが企業所などの生産単位を運営している。会寧の12教化所も木製品工場が有名で、その他にも鉱山、石灰鉱山、農場などの生産単位がある。教化所で生産される生産品は、人民保安部の生産量の8割に達するというのが脱北者の証言だ。