シリアのアサド大統領が、北朝鮮を訪問して金正恩党委員長と会談する意向を表明した。シリアは北朝鮮の最友好国のひとつで、金正恩氏とアサド氏は頻繁にメッセージを交換している。
朝鮮中央通信が3日付で伝えたところによると、北朝鮮の文正男(ムン・ジョンナム)駐シリア大使が5月30日、アサド氏に信任状を提出。アサド氏はその席上、「今後、朝鮮を訪問して金正恩閣下に会う決心である」と述べた。
アサド氏はまた、「金正恩閣下の卓越した政治実力、賢明な指導によって最近、朝鮮半島で大きな肯定的出来事が起こっている」と称賛。「シリア政府は今後も、朝鮮指導部の全ての政策と措置を全面的に支持し、朝鮮との友好関係を変わることなく強化し、発展させていく」などと述べた。
同通信の報道全文は次のとおり。
シリア大統領 朝鮮との友好関係を変わることなく強化し発展させる
【平壌6月3日発朝鮮中央通信】文正男朝鮮大使が5月30日、シリアのバッシャール・アサド大統領に信任状を提出した。
アサド大統領は、金日成主席とハフェズ・アサド前大統領によって両国間の歴史的関係の礎石が築かれたことに触れ、次のように強調した。
今後、朝鮮を訪問して金正恩閣下に会う決心である。
金正恩閣下の卓越した政治実力、賢明な指導によって最近、朝鮮半島で大きな肯定的出来事が起こっていることを全世界が歓迎している。
金正恩閣下が最後の勝利を収め、朝鮮の統一を必ず実現すると確信する。
シリア政府は今後も、朝鮮指導部の全ての政策と措置を全面的に支持し、朝鮮との友好関係を変わることなく強化し、発展させていく。---