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トランプ米大統領は1日午後(日本時間2日未明)、ホワイトハウスで北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長と約80分間にわたり会談した後、記者団に対し、当初予定されていたとおり12日にシンガポールで金正恩党委員長と会談すると語った。

トランプ氏は先月24日、いったんは首脳会談の中止を表明したが、その後の北朝鮮側との対話の中で、予定通り開催する可能性が高いことを示唆していた。金英哲氏はトランプ氏に金正恩氏の親書を手渡しており、非核化に向けた北朝鮮側の確たる意思が伝達されたものと見られる。

トランプ氏は「12日に金委員長と会う」と述べ、「この日の会談で『ビックディール』があると思う」として、会談の成功に自信を見せた。その上で、会談で「(朝鮮戦争の)終戦宣言が出る可能性もある」と強調した。

また、「北朝鮮は非核化を望んでいる。金正恩氏は非核化に専念していると信じる」と述べた。北朝鮮にこれ以上「最大限の圧力」という表現を使うことを望まないとの意向を表明。北朝鮮への制裁を解除できる日が来ることを期待していると強調した。首脳会談の進行中に新たな制裁もないと明言した。