北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長が、30日午後、北京を出発し米ニューヨークに向かうもようだ。
(参考記事:ホワイトハウスに乗り込んだ北朝鮮「ベトナム戦争」の英雄)金英哲氏は1泊2日の日程でニューヨークに滞在し、ポンペオ米国務長官との間で米朝首脳会談の開催に向け議題の最終調整を行うと見られる。
北朝鮮高官の訪米は、外相の国連総会出席を除き、2000年10月の趙明禄(チョ・ミョンロク)国防委員会第一副委員長(当時)以来、18年ぶり。趙明禄氏は金正日総書記の特使としてホワイトハウスを訪れ、クリントン大統領と面会した。
トランプ米大統領は29日(米東部時間)、金英哲氏がニューヨークに向かっていると自身のツイッターで明らかにした。金英哲氏は日本時間の29日午前、空路で北京入りしていた。