米国のポンペオ国務長官が「北朝鮮が望むのは米国の経済支援だ」と明かした。

AFP通信などによると、ポンペオ長官は23日(現地時間)、下院外交委員会の聴聞会で、最近の訪朝の際、金正恩委員長と交わした会話の内容について語った。

同長官は「金委員長と私は、共通の目標について議論した」とし、「依然として共通点を探すためにすべきことが多いが、金委員長と国民の福祉と経済成長のために、戦略的な変化が必要だということを率直に共有した」と話した。

また、「真の非核化のために、検証作業などを含め、北朝鮮が採らなければならない措置に対する米国に見解を明確に伝えた」とした上で、「金委員長もやはり、(非核化の)目標を達成したならば、民間部門の事業に対する知識とノウハウなどの形で、米国が経済的な支援をするという事実をはっきりと確認した」と付け加えた。

さらに、「金委員長は、米国の経済的な支援と共に、非核化に向けた安全保障を望んでいる」と説明した。

一方、金委員長についてポンペオ長官は「彼は(過去の北朝鮮の指導者たちとは)別の世代の人物」と評し、「トランプ大統領と会う際、彼が喜んで戦略的な変化を進めることを期待する」と語った。

来月12日にシンガポールで予定されている米朝首脳会談については、「我々は、世界のための偉大な結果を導き出せると楽観的に見ている」とすると共に、「朝鮮半島の完全かつ検証可能で不可逆的な非核化のための、確実な措置を採るまで(北朝鮮に向けた)われわれの姿勢は変わらないだろう」と主張した。

同長官は続いて、「現在まで米国は金委員長に対し、一切の譲歩をしていない」とした上で、「そうする(譲歩する)意志が無い」と断言した。

他方、ポンペオ国務長官は「北朝鮮との『悪い交渉』は選択肢に無い」と強調し、「金委員長との会談で、核プログラムと関連する議論があさっての方向に向かう場合、米国は北朝鮮との交渉から手を引く」ことを重ねて述べた。