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【ニュース提供=ニューシスkorea】「ブラジャーの肩紐をちょっと下げて」「椅子の背もたれに寄りかかって、足を広げて座って」

先週末、ソウル市内の某スタジオ。外国人女性モデルの前にカメラを持った男性の撮影者3、4人が集まった。ランジェリー撮影会があると聞き、「写真家」として参加を申し込んだ人々である。この日撮影された写真は、ネットのSNSで共有されることになっている。

モデルを連れて来た自称マネージャーが、撮影者たちの要求を英語で伝えた。女性は不穏な空気の中、やや暗い表情で体を動かした。黒いワンピースを着た状態で撮影を開始したが、撮影者のニーズに応じて、服を次々と脱ぎ下着姿になった

男性らは撮影しながら「足が長くてきれいだ」「体に入れ墨がなければ」などとモデルの容姿を評価した。

彼らは「アマチュア写真家」を自称する普通のサラリーマンで、年齢は40〜60代。今回のランジェリー撮影会には会費6万ウォンを支払って参加した。参加者は、スタジオの室長が募集する。

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モデルもプロではない。撮影会に女性をあっせんする関係者によれば、「今日のモデルは韓国に在住し、アルバイトをして暮らしている女性」だという。女性は、ヌード写真を撮影された経験がなく、韓国語もほとんどできなかった。

撮影は2時間に及び、参加者からは「髪をかき乱して」「ベッドに横になって、足をフレームに置いて」などの要求が続いた。

撮影が終わった後、参加者同士で写真をチェックすると、服がとても短く透ける素材のため、いくつかの写真にはモデルの陰毛が写っていた。参加者らは、それらの写真はSNSに上げないことを口頭で申し合わせた。

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「愛好家」のためのこのような撮影会は、かなり古くから定着している。2005年から盛んに行われているという。この日のランジェリー撮影会は、健全な方に属する。モデルと事前に結んだ契約に基づいて行われ、不当な身体接触などもなかった。

しかし、一線を越えたヌード撮影会が開催されるスタジオも、ないわけではない。

ある業界関係者は「何も知らない若い女の子が面接に来ると、上手く言いくるめて面接の段階からヌードを撮ることが多い」とし、「外見が満足のいくレベルのモデルでない場合は、『セクシー度』を高め、撮影者を呼ぶ」と話した。

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ヌード撮影会が行われる場合、スタジオ経営者とモデルの間では、写真の流出を禁じる契約書が作成されることもある。しかし、契約書の中にヌードに関する言及はなく、経営者だけが契約書を保管し、モデルには渡さないとの説明だ。結局、撮影者が個別に写真を流出させしたり、わいせつサイトで販売したりして、モデルが被害を受けることになる。

カメラの前で被害体験を涙ながらに告白した人気ユーチューバー、ヤン・イェウォン(24)さんの事件のように、性的被害を受ける場合もある。女性はモデルひとり、あとは男性ばかりの強圧的な雰囲気のスタジオでは、起きてはならないことが起き、法的問題に発展することもある。

(参考記事:「20人ぐらいの男性たちに囲まれ…」韓国の人気ユーチューバー、セクハラ被害を涙で告白

別の関係者は、「一部のスタジオでは、モデルに手を出したり、襲ったりという話を聞いたことがある。未成年者をモデルにして問題になったところもあり、某スタジオは経営者が懲役1年6ヶ月の実刑判決を受け、他の関係者も罰金刑になったと聞いた」と話した。

こうした撮影会の問題は、ヤンさんが16日に公開した映像を通じて「2015年、フィッティングモデルのアルバイトのために訪れた合井(ハプチョン)のあるスタジオでセクハラを受け、強制的に露出写真を撮られた」と明かし、事件化した。ヤンさんは、写真がわいせつサイトに流出したとも述べた。

警察は同様の被害を受けたタレント練習生からも被害届を受理し、捜査を進めている。

(キム・ジウン記者)