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中国のある貿易業者が最近、大っぴらな賄賂上納の要求と、物品の押収で有名な北朝鮮の税関を通過する時、金正日の’贈り物明細書’一枚で、すべての問題を解決したと言い、注目されている。

90年代後半から北朝鮮に行き、北朝鮮の文化財と生活必需品の輸出入業を行ってきたこの貿易業者は30日、丹東で記者と会い、“新義州の税関長以下、すべての税関員たちから‘貴賓’待遇を受けたことがある”と述べ、“貿易業に10年以上携わってきたが、このような待遇は初めてだ”と語った。

この貿易業者の話は、反対側の中国丹東の税関でも話題になったという。

この貿易業者は、90年代後半から北朝鮮の陶磁器の貿易に携わり、大きな利益を上げたという。長期的に投資するため、北朝鮮の高位幹部に気に入られようと、会社名義で北朝鮮の金父子の偶像化のための、各種の文化芸術事業を支援したという。

すると北朝鮮の00創作社が、最近この業者を招待して、北朝鮮の多くの名勝地を見物させ、行事が終わった後に金正日名義の贈り物(食料品)まで渡したそうだ。

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この業者は、滞在していたホテルで、贈り物としてもらった食料品をすべて食べ、‘贈り物明細書’だけ記念として保管するために、かばんに入れて持って出た。

この業者は“当時、朝鮮で多くの陶磁器(青磁器)と有名な画家の絵、そして知人たちに贈り物をしようと、北朝鮮の名酒を沢山購入したが、荷物が多くなり、2.5tトラックに一杯になるほどだった。平壌から新義州までは、車で運送してくれて、支障なく来れたが、税関を通過するのが簡単ではなかった”と語った。

“北朝鮮の税関では、到着するやいなや、すべての荷物を探り始めた。私が持っていたかばんから検査を始めたが、かばんの中の品物を一つ一つ取り出していた瞬間、検査員の表情はこわばった。赤いケースに入っている‘贈り物明細書’が目に入ったのだ”

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“税関員は明細書の名前と私のパスポートを直接確認し、あたふたと‘贈り物明細書’を持って事務室に入って行った。しばらくしてから税関長が直接出て来て、私を接待室(応接室)に丁寧に案内し、贈り物をもらった経緯を聞いた”と言葉を続けた。

当時、税関長は“先生は私たちの祖国のために、大変なことをなさった立派な方です。私どもが行き届いておらず、気付きませんでした。 不便な点がございましたらお知らせ下さい。何でもお手伝いいたします”と言ったという。

そして、部下の職員たちに“税関の自動車で、この方の荷物を傷つけないように、安全に中国に直接運んでさしあげなさい”と指示した。

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この業者は、金正日の‘贈り物明細書’一枚がそれだけの力を発揮するとは、本人はもちろん、中国の税関の職員も思いもよらなかったと言った。

丹東の税関関係者は、“‘贈り物明細書’一枚が、あまりにも大きな力を発揮したことに私たちも驚いた。その事件は丹東の税関でも有名なエピソードだ”と語った。