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スコット・シュナイダー米アジア財団米韓政策研究所所長は「今、ワシントンは北朝鮮の非核化は政権の変化なしでは不可能だと判断を下した様だ。このようなワシントンの判断は、我々に多様な北朝鮮への接近の必要性があるということを強く示している」と話した。

シュナイダー所長は21日午前(現地時間)、ワシントンのNational Endowment for Democracyのカンファレンスホールで行なわれた、2010北朝鮮人権国際会議「3代世襲の北朝鮮権力の未来」討論でこのように話し「政権崩壊や後継体制の不安定性に対する議論の必要性が提起されているのは厳然な現実だ。体制変化の可能性に対しては、まだ前提条件が多いので慎重であるべきだ」と話した。

「北朝鮮内部では政治的な変化と統制力の弱化、政治的指導力の弱化があった。独裁では大きな変化がなかったのも事実だ。独裁体制が健在しているため、後継体制の個人化に過度に焦点を合わせるのも控えなければならない」と話した。

主題発浮?オたキム・ヨンファン北朝鮮民主化ネットワーク研究委員は、金正恩(キム・ジョンウン)が権力継承で三つの個人的な弱点を持っており、これを簡単に克服するのは難しい現実だと話した。

第一に、金正恩の若い年齢を挙げた。同委員は「金正日は30代後半に本格的な後継作業に取り掛かったが、当時の核心幹部の年齢層が50-60代だったため、軋轢が生じた。金正恩は20代後半で核心幹部は60-70代で、彼らとの葛藤や牽制が発生する可能性が大きいが、金正恩が上手く調整できるかに対しては大きい疑問だ」と話した。

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また、彼の周辺で権力の問題に対して忠告を行える幹部がほとんどないという点も指摘された。 「金正恩は封建時代の皇太子よりもさらに強力な権力を持っている為、金正恩に心から忠告出来る人がほとんどいない。金慶喜(キム・ギョンヒ)が唯一の助言者だが、政治的経験が足りない。金正恩は追従だけする人に囲まれる可能性が大きく、未熟な金正恩に毒となり得る。」と話した。

対人関係上での経験も問題点だ。「金正恩は幼い頃から家庭教師が教育を行い、外国に留学した後には金日成総合大学に通ったと知らされているが、実際に通ったのか確実でない。軍事総合大学でも一般的な幹部の子女らとの交流水準にも至らない制限的な教育」と話した。

SRIリーダーシップの分析モデルを通じ、北朝鮮の権力継承モデルのシナリオを研究したオ・ギョンソプ世宗研究所研究委員は「北朝鮮の3代世襲の成功と失敗シナリオを綿密に検討し、対策を準備する必要がある」と話した。

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「韓国政府と米政府は3代世襲成功シナリオ(あるいは成功の可能性が高いシナリオ)に備え、エリートの分裂、北朝鮮政権の監視費用の枯渇など、北朝鮮政権を弱化させるための方案を用意しなければならない」と話した。

「失敗の可能性に対しては、権力闘争や内戦で発生する場合に予想される問題らを包括した方案を準備する必要があり、権力闘争が終了した後に新政府との合意方案を用意しなければならない」と話した。また、北朝鮮での新政府の登場は核廃棄と改革開放を誘導できる絶好の機会になる可能性があると話した。

アンドレイ・ランコフ明智大教授は「北朝鮮の権力継承の未来に対する様々な可能性の中で、安定に対して重点を置いている。変化の可能性が低いのは、幹部層が自身の安全のために権力の安定に協力し続ける可能性が高いから」と話した。

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これに対しキム研究委員は「北朝鮮の幹部らは公式的には政権を絶対的に支持しているように行動しているが、個人的な席では政権の未来に対する不安感を露出し、一部は体制後の自身の安全を保障を求める動きもある。このような虚弱な忠誠心では、権力の危機を共に克服しようとする可能性が高いとは言えない」と話した。