北朝鮮を訪れていた中国人観光客32人と北朝鮮人4人が、交通事故で死亡する大惨事が起きた。

中国中央テレビは23日、平壌駐在の中国大使館からの情報として、北朝鮮の黄海北道(ファンヘブクト)で起きた交通事故で、中国人観光客が死傷したと報じ、バスが横転している様子を放映した。

北朝鮮で起きた交通事故について発表した平壌駐在の中国大使館のウェブサイト
北朝鮮で起きた交通事故について発表した平壌駐在の中国大使館のウェブサイト

また、大使館はウェブサイトを通じて、この事故で中国人32人と、ガイドと思われる北朝鮮人4人が死亡し、中国人2人が重態だと明らかにした。

中国外務省は、23日午後に医療関係者を北朝鮮に緊急派遣し、北朝鮮側と協力して事態の収拾に当たっている。

米国の北朝鮮ニュース専門サイト、NKニュースは観光業関係者の話として、事故を起こしたバスは北京の旅行会社が募集したツアーの参加者を乗せて、開城(ケソン)から平壌に戻る途中だったと伝えた。また、事故のあった高速道路は、27日に予定されている南北首脳会談に向けて大規模な補修作業中だった。

北朝鮮は道路事情が非常に悪く、外国人観光客が多く利用する高速道路も至る所に穴が空いていて、破損箇所を把握しきれていないドライバーの運転は危険なほどだ。

(参考記事:事故多発!金正恩氏も「愛車」を飛ばす、北朝鮮の交通事情がヤバい