インタビュー日時:10月初め
インタビュー対象者:咸鏡北道居住者
1.清津(チョンジン)から会寧(フェリョン)まで移動するには、車で2〜3時間が必要。検問が3箇所もあり検閲に5時間もかかる。汽車は証明書があれば問題は無く検閲も厳しく無い。汽車は2時間半ほどかかる。
2.渡航費:脱北の場合は320万ウォン(15,000人民元)。親戚訪問の場合は75万ウォン(3,500人民元)、骨董品などの取引の場合は売り上げの1割を渡す。ウォンは全て北朝鮮ウォン
3.コメ価格:1キロ1000ウォン、北朝鮮産コメ1000ウォン〜1100ウォン、トウモロコシ400ウォン、中国の古米900ウォン程度
4.スナム市場:以前よりも活発ではないという。貨幣改革前は国定価格で取り引きされていたが、今は価格の変動が非常に激しい。今は商売人が損をしてまで物を売らないでいるという。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面5.軍隊:護衛局、特殊部隊を除いて一般の軍隊は食糧もまともに供給出来ていない。将来を考えると軍隊に行った方が良いが、送りたくない両親もいる。2003年には体がよく無い人は免除になるとの話があったが、今は軍人すらも国家が責任を持てない為、行きたい人だけが行けばいいという風潮がある。カネがある家はカネで解決する。学校の卒業証明書もカネで買う事ができる。会寧師範大学、清津大学などの卒業証明書も買うことが出来る。誰でも買えるというわけではなく、コネが必要だ。
6.6月に江原道元山で公開銃殺が行なわれた。男女2人が自転車に乗って強盗を行なった。夜9時頃通行人を男が後ろから木材で殴り、物を盗んだという。住民は国が貧しい為に手を染めてしまった様だと犯罪者を責める事は無かった。
7.強盛大国:金正恩の登場によって、強盛大国建設をより強力に行なうといわれているが、特に変わった点はないという。2012年の強盛大国を目標にしているが、発展している部分が全くない。強盛大国に向け2011年に戦争を行なうだろうというデマが回っている。
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インタビュー日時:10月初め
インタビュー対象:黄海南道居住者
1.打撃隊
活動が活発になっている為、住民が不安に思っている。捜索令状を持っており、重箱の隅を突付く様に捜索をする。捕まると保安所に連行される。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面2.保安所
党の命令という名分において、人民を必要以上に統制する。殺人者もカネで解決出来るほどに、カネに狂っている。保衛部は保安所のこの様な実態を批判しているが、裏では賄賂を受け取っている。
3.党代表者大会前後の金正恩に関する情報
金正恩がCNCに切り替えた。
金正恩が不純録画物の統制を行なっている。
金正恩の軍視察を報道している。
金正恩の行進曲が作られ、軍に配布された。
人民は国を上手く統治出来るのか、運営できるのかと疑問に思っている。
金正日は銃で国を治めたが、金正恩は銃で行くところまで行くと発言したと、住民の間では噂が広がっている。