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韓国の文在寅大統領は12日、青瓦台(大統領府)で南北首脳会談準備委員会諮問団との懇談会を開き、27日の南北首脳会談について、「朝鮮半島の完全な非核化や恒久的な平和構築、南北関係の持続可能な発展の道に進むための、またとない機会だ。必ずこの機会を生かさなければならない」とその意義を強調した。

この日、初めての懇談会となった諮問団には、2000年と2007年の南北首脳会談で中心的な役割を果たした元統一省長官の林東源(イム・ドンウォン)氏や、やはり統一省長官経験者の丁世鉉(チョン・セヒョン)氏、李鍾ソク(イ・ジョンソク)氏など、南北関係に造詣が深い21人が参加している

文大統領はまた、「南北の合意だけでは南北関係を解くことはできず、米朝間で非核化合意が履行されてこそ南北関係を解決できるようになった」と語り、その上で「必ず南北首脳会談を成功させ、米朝首脳会談の成功まで導かなければならないが、いずれも容易な課題ではない」との認識を示した。

さらに、「今の南北関係は政府の独断ではなく、政府の北朝鮮政策に対する国民の共感と支持があってこそ解くことができる」と指摘し、「国民の心を一つにまとめるため」の役割を諮問団に求めた。