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韓国の文在寅大統領は11日、南北首脳会談準備委員会に出席し「私たちが先頭に立って、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和、南北関係の持続可能な発展という世界史の大転換を始めたい」と抱負を述べた。

この日が5度目となる会議は非公開で行われたが、文大統領による冒頭の挨拶だけメディアに公開された。

文大統領は南北首脳会談を27日に控える中、出席者に対し「会談の日までに議題と戦略をより整え、細部の日程一つ一つまで抜け目なく準備しなければならない」と励ました。さらに、「今日から準備委員会の参加に総合状況室を設置し、これを中心に部署別に日々の点検体制を整えるよう」注文した。

文大統領のこの日の発言からは特に意気込みが感じられた。「私たちは分裂と対立を乗り越え、平和という新たな歴史を刻むという悲壮な覚悟と自信が必要だ」と重ねて語りかけた。

そしてその上で、「だからといって、一度に全ての問題をすべて解決しようと過度の意欲を持って臨むのではなく、今回の南北首脳会談を契機に長いあいだ断絶していた南北関係を復元し、平和と繁栄の朝鮮半島に向かうしっかりとした礎を固めるという考えで臨んでほしい」と理解を求めた。

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南北首脳会談後に控える米朝首脳会談については、「朝鮮半島における非核化という目標達成と、これを通じた恒久的な平和定着に向けた大きな一歩となる成果があるものと期待している」と期待を明かした。

文大統領は挨拶の最後で、「南北首脳会談自体の成功だけでなく、米朝首脳会談までも共に成功するようつなげて行くという、有機的な関係に対しても格別な関心を持つことを臨む」と再度、念を押した。