後継者金正恩（キム・ジョンウン）が、当面は内部に対する恐怖政治を強化する可能性が高いと いう専門家の分析が提起された。

パク・ヒョンジュン統一研究院選任研究委員は12日、（社)北朝鮮民主化ネットワークの主催で国家人権委員会で開かれた「北朝鮮の3代世襲の展望と対北政策」政策セミナーに出席し、「若い金正恩が人民経済分野で実績を作りにくい状況の為、この様な方法が必要と思われる」と話した。

金正日偶像化の一環として偉大性教養と象徴操作を強化した過去があるが、これ再び用いるのはかえって逆効果を生む可能性が高く、唯一の対案は恐怖政治しかないということ。

「エリートや一般住民に金正恩を後継者と認定させるには多くの費用がかかるのも問題」と付け加えた。

ユ・ホヨル高麗大北朝鮮学科教授は「基本的に後継問題では金正日の生存が重要な変数だが、安定した後継体制の構築が行なわれている」と発言した。

「北朝鮮が非核化の原則を守り6者会談に参加する体制を整え、新指導部が改革開放を感じさせる最低限の政策を採択する可能性はある。現在の高級幹部の子弟が指導部になり、北朝鮮をリードする事が出来るため、中国がこれを支援する可能性がある」と話した。

「今回の権力改編で疎外された幹部らが、一つの勢力として形成される事になれば、近い将来に派閥争いが起こる可能性も有り得る」と話した。

「金正恩の政策が住民の変化に追いつく事が出来ない場合には、政治的に大きな問題が起きるだろう」と付け加えた。

「韓国政府は中国と同じように北朝鮮が安定的に運営が行なわれる様に支援するのか、それとも民主化を推し進め北朝鮮住民の利益を保障する政策を展開するのかを決める必要がある」と強調した。

イ・ギドン国家安保戦略研究所責任研究委員は「北朝鮮は権力委譲における権力の空白の最小化を行う為に、後継体と専任体制を強化した。首領が後継者を指名すれば、後継者が首領を敬い後継事業に全てを集中させる動き」と説明した。

「後継者は地位や職責に関わらず、後継者という地位だけで北朝鮮を支配、統治できる体制。昨年以降、北朝鮮の政策は金正恩が選択した政策と理解すれば良いだろう」と話した。

また、金正恩の大将称号と関連「突然ではない。軍事総合大学で軍幹部の軍事称号の受章が決まっていたようだ。

「金敬姫への大将称号の授与は金慶喜の今の人脈では、軍隊を掌握するには問題があるというて点が考慮された。」と話した。

この責任研究委員は「崔栄林事態も高い役職についていることから彼の役割に注意するべきだ」