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キム・ヨンファン北朝鮮民主化ネットワーク研究委員は12日「金正恩(キム・ジョンウン)後継体勢が順調に構築される可能性は10%未満」と予測した。

同研究委員はこの日、(社)北朝鮮民主化ネットワークの主催で国家人権委員会で開かれた「北朝鮮の3代世襲の展望と対北政策」政策セミナーで「後継の構築過程で金正恩の年齢と経験、予測の出来ない問題が多発すると思われる」と話した。

「深刻な困難を抱えながらも後継者の根幹自体が維持される可能性が20〜30%、後継体制自体が根本的にひっくり返る可能性と後継体制を含む北朝鮮の体制に危機が訪れる可能性が60〜70%程度」と話した。

また、金正恩の側近の不在を挙げた。「金正日が後継を構築する際にはキム・イル、チェ・ヒョンなどのパルチザン出身の核心幹部が金正日を身内のようにサポートしたが、今は金正恩が封建時代の皇太子よりも強力な力を持っており、叔母金慶喜(キム・ギョンヒ)を除くと金正恩に率直に進言出来る人物がいない」と指摘した。

「金正恩は国内外で特殊な学校に通っていた為、一般的な幹部の子供の人生や意識、情緒に対する理解が乏しいのが致命的な欠陥。金正恩の周辺にはご機嫌取りだけが溢れ、周囲の意見に振り回される様な事があればリーダーシップを発揮する事も出来ないだろう」と展望した。

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また、金正日の健康問題も影響すると指摘した。

「金正日が後継を構築する際には、金日成が長期に渡るサポートが体制の安定に決定的な影響を与えたが、金正日が数年以内に死亡する場合、若い金正恩が十分に権力と権威を構築する事が出来るのかが疑わしい」と話した。

「金正日が死なない場合にも、金正日の判断力に狂いが生じる可能性もあり、幹部らを押さえつけるリーダーシップを発揮することは難しいだろ」と付け加えた。

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「金正日が長く生きたとしても、金正恩には様々な葛藤が訪れるだろう。この様な葛藤が大きな政治的な危機に発展し、葛藤の仲裁者として金慶喜・張成沢夫婦が登場することになれば、彼らの権力が大きくなり金正恩との権力葛藤が予想される」と話した。

「北朝鮮が共産主義を前に出しながらも3代世襲を行なった事で、これがアキレス腱の様に致命的な問題として浮上してくるだろう。この問題も後継構築の危険要素」と指摘した。