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北朝鮮の中部地域の水害について、連日報道されていますが、デイリーNKは鴨緑江の向こう岸の、北朝鮮の国境地域の風景をカメラにおさめました。

新義州から出発し、鴨緑江の上流に向かって1時間半の所にある平安北道サクジュ郡は、例年と異なり、水害がない夏を送っています。カメラにおさめられた風景を見ると、去年に比べてとうもろこしのできもよさそうです。

24日、丹東で会ったキム・チョルホ(仮名.平安北道サクジュ郡)氏は、”平安北道で鴨緑江付近は、米ととうもろこしがよくできた。今年は天災もなく、韓国から支援された肥料が5月末に来て、随分得をした”と語りました。

鴨緑江から眺めたサクジュ郡の風景の中で目立つことは、自転車に乗っている住民がかなり増えたという点です。90年代末に自転車が、一般庶民の間で’富の象徴’として羨望の眼差しを受けましたが、そうした時代はもう過ぎたようです。

遅れた電気や水道施設で、生活用水が不足している国境地域の住民たちにとって、鴨緑江は大きな’恵み’です。

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住民たちは鴨緑江で洗濯をし、お風呂に入って、子供たちにとっては楽しい遊び場でもあります。鴨緑江付近の住民たちは、豆満江地域に比べて、相対的に自由に川岸に出ることができます。

国境地域の道路では、リュックサックやふろしき包みをしょって歩く女性たちを、いたるところで見かけられます。苦難の行軍の10年間、北朝鮮の女性たちの地位はかなり変化しました。今や、北朝鮮の女性は家庭の生計の責任を負う’家長’であり、物流と情報を各地域に伝える’メッセンジャー’の役割を果たしています。

しかし、北朝鮮の人々の意識は相変らず家父長的で封建的です。19世紀の水準の’社会的地位’の中で、21世紀の’スーパーウーマン’を強いられている北朝鮮の女性の生活は、痛ましくもあります。

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