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北朝鮮の核実験による国連の対北制裁が実施されてから3ヶ月が経ったが、効果に関する議論がある中、去年(11月末)の中朝間の貿易総額が15.4億ドルにのぼることが明らかになった。

北朝鮮の輸出総額の概算は4.2億ドル、輸入は11.2億ドルで、前年比5.4%増加した額である。

ャ泣`ュン統一省経済分析チーム長は16日のブリーフィングで 、“去年の北朝鮮の対外貿易の実績はミサイル打ち上げと核実験などにより、対外経済環境が悪化して、例年に比べて萎縮したと評価している”と言いながらも、中国との交易量はむしろ増加したと明らかにした。

この結果は国際社会で、国連の対北制裁に中国と韓国の積極的な賛同が必要だという指摘が出ている時期に発表されたものであるため、注目されている。北朝鮮の最大交易国である中国が、対北制裁に賛同しない場合、贅沢品の禁輸のような対北制裁には限界があるという指摘が一層高まると予想される。

中国に引き続く北朝鮮の第2の交易国としては、タイが急浮上している。北朝鮮がタイと行った貿易の総額は3.8億ドルで、前年同期に比べ、26%増加した。タイとの貿易量が増加した理由は、金(2,700万ドル)と銀(800万ドル)の輸出が増加したからである。

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また、北朝鮮とロシアの貿易総額も去年6月末現在0.67億ドルで、前年比0.2% 増加した。

ロシアとの交易量の増加について、ある対北消息筋は“この間、北朝鮮が過去にソ連から借りた80億ドルの債務償還問題で、ロシアとの交易に限界があったが、去年12月に、両国の財務省次官が会い、北朝鮮の債務償還問題の糸口を捜したと聞いている”と明らかにした。

この消息筋は”北朝鮮はこの間、ロシア側に‘完全な帳消し’を要求してきたが、ロシアはこれに対して’前例がない’と対立していた”と語り、”しかし、財務省次官の会議で北朝鮮の債務の約80%を帳消しにすることで合意に至ったと聞いた”と伝えた。

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北朝鮮とロシア両国は、3月頃に7年ぶりに、朝露経済共同委員会を再開し、経済協力問題を本格的に討議すると伝えられた。特に、ロシア側の委員長は金正日と懇意なフリコフスキー前極東地域大統領全権代表であると思われ、朝露間の協力関係にいっそう弾みがつくと予想される。

一方、ャ泣`ュンチーム長は“北朝鮮の 2006年度予算の規模は、4,197億ウォン(29.3億ドル)で、前年比の財政収入は7.1%、支出は3.5%増額したと策定した(北朝鮮の現価の対米ドル為替、1ドル:143北朝鮮ウォン適用)”と語り、“長年の景気低迷で財政収入は増えない一方、支出要因が大きく拡がって、赤字財政は不可避であろう”と見通した。

更に、今年の北朝鮮経済の見込みについて、“北朝鮮は核実験以後、経済力の回復に、優先的に国家の力を注ぐと思われる”と言いながらも、“外部からの投資の流入やテクニカルサポートがない状態で、経済の正常化はもちろん、産業改善・現代化事業を推進するには限界があるだろう”と分析した。