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北朝鮮の金正恩党委員長が国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と会談した。朝鮮中央通信が31日、伝えた。

バッハ会長は、北朝鮮の招待に応じて29日から平壌入りした。31日に帰途に就く予定だという。AP通信によると、金正恩氏とバッハ氏は30日に会談した。

バッハ氏は、今回の訪朝の目的について、韓国で開催された平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックが「平和のオリンピック、成功したオリンピックとして行われるように貢献した尊敬する金正恩国務委員長に最も心からの謝意を表するためである」と述べた。

また、「今回の訪問を契機に、IOCが朝鮮民主主義人民共和国の2010年東京オリンピックと2022年北京冬季オリンピックの参加準備を長期的に協力し、オリンピックフォーラムをはじめ国際スポーツ舞台を積極的に活用して朝鮮のスポーツの発展に積極的に寄与する」との意志を表明した。

金正恩氏は、これに対して謝意を表し、「凍りついていた北南関係がオリンピックを契機に劇的な解氷期を迎えることができたのは全的に、その機会を提供して道を開いてくれたIOCの功労である」と語った。

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さらに、「今後も朝鮮オリンピック委員会とIOC間に存在する肯定的で積極的な協力関係が引き続き良好に発展することを願う」と述べた。

崔龍海(チェ・リョンヘ)、崔輝(チェ・フィ)、金日国(キム・イルグク)の各氏が同席した。