ソヒョンさんやチョ・ヨンピルさんも韓流スターに違いないが、2人以上に自由奔放なスタイルが売りのPSYさんに、北朝鮮当局は警戒心を強めているのかもしれない。
そもそも北朝鮮の庶民達は歌って踊ることが大好きである。伝統的な朝鮮の民謡に合わせた踊りだけでなく、最近では韓流や海外の音楽に合わせて自己流で激しく踊る女性も少なくない。ある脱北者が、「自分勝手ダンス」として紹介してくれた北朝鮮式のダンスは、頭を激しく振るヘッド・バンキング(!)も当たり前で想像以上に激しくクレイジーだ。
ただでさえ娯楽に飢え、ダンスに踊り狂うことが大好きな北朝鮮の庶民なら、PSYさんの江南スタイルに一気に魅了されてもおかしくはない。だからこそ北朝鮮当局は難色を示していると見られる。
そうでなくても、韓流ドラマを通じて北朝鮮国内の「喜び組スキャンダル」が逆輸入されたこともある。その再現は、北朝鮮当局としてはなんとしても避けたい事態だ。
(参考記事:北朝鮮の「喜び組」に新証言…韓国テレビ「最高指導層の夜の奉仕は木蘭組」)