北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は23日、署名入りの論評を通じ、「朝鮮半島に流れている良好な雰囲気」が米国などの経済制裁によるものではなく、北朝鮮のおかげであると主張した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

同通信は20日にも、「米朝関係の変化は、圧迫・制裁によるものではない」とする論評を掲載している。一連の内容からは、5月に米朝会談を控える中、国内外で「建前」を整備したい北朝鮮当局の狙いが透けて見える。

労働新聞の論評は、米国の高位幹部が「最大の圧迫政策を堅持する」と繰り返している点を引用し、「日本をはじめ(とする)追随勢力がそれを受け売りにしている」と指摘した。

その上で、こうした動きが「制裁騒動に狂った連中の荒唐無稽(こうとうむけい)な繰り言である」と非難した。

論評ではまた、「米国の制裁は朝鮮に通じない」、「米国が圧迫すればするほどチュチェ朝鮮はよりいっそう強まる」と強弁すると共に、「超強度制裁・圧迫騒動に対する執着は断末魔のあがきに過ぎない」と断じた。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

「労働新聞」 米国とその追随勢力の反朝鮮制裁・圧迫うんぬんを非難

【平壌3月23日発朝鮮中央通信】米国のホワイトハウスと国務省、国防総省の高位人物が折に触れ、「最大の圧迫政策」を堅持すると気炎を吐いている。

日本をはじめ追随勢力がそれを受け売りにして、現朝鮮半島情勢の雰囲気は対朝鮮制裁が効果を現しているという証拠となる、今後もそれを引き続き維持すべきだとけん伝している。

23日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、これは制裁騒動に狂った連中の荒唐無稽(こうとうむけい)な繰り言であると非難した。

同紙は、朝鮮半島に流れている良好な雰囲気は朝鮮の主動的な措置と努力によってもたらされたものであって、決して米国とその追随勢力の制裁によるものではないと明らかにした。

また、米国の制裁は朝鮮に通じないとし、米国が圧迫すればするほどチュチェ朝鮮はよりいっそう強まり、その反面、米国の運命は日ごとに危うくなったと強調した。

そして、米国とその追随勢力がヒステリックな狂気を振るい、手段と方法の限りを総動員して朝鮮に対する超強度制裁・圧迫騒動に必死になって執着しているのは、敗北と悲惨な没落に対する恐怖と絶望から少しでも脱してみようとする断末魔のあがきにすぎないと嘲笑(ちょうしょう)した。

同紙は、米国が朝鮮との対決でいまだ教訓をくみ取れずに引き続き無謀にのさばるなら、さらなる羞恥と敗北を免れなくなるであろうと警告した。---

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