北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は19日、署名入りの論説で、帝国主義者の侵略と内政干渉に反対して闘うのは、各国と民族の運命を左右する死活問題であると主張した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。
論説は、「帝国主義者は他の国と民族を支配して隷属させるためにさまざまな口実を持ち出している」と切り出し、とりわけ、「民主主義」と「人権」「対テロ戦」が、「帝国主義者が他国に対する侵略と内政干渉をこととするうえでつねに掲げている看板である」との見立てを示した。
さらに、「帝国主義者」が「正義のために努めているかのように振る舞っている」と言及、これを「他国に対する侵略と内政干渉を合理化するため」と指摘した。
その上で、「米国が強行する『対テロ戦』は、反米・自主的な国々を相手にした国家テロ行為であり、新たな変種の露骨な内政干渉、侵略戦争策動である」と米国に非難の矛先を向けた。