北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は10日、旧日本軍による朝鮮人慰安婦の虐殺を証明するものとされる映像が公開されたことと関連し、「日帝(日本帝国主義)の獣性と残忍さが再度、全世界に暴露された」とする論評を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。

問題の映像は先月27日、韓中日の専門家が出席して行われた旧日本軍の慰安婦問題に関する国際カンファレンスで、韓国・ソウル市とソウル大人権センターが初公開した。

約19秒のこの映像は、朝鮮人慰安婦が日本軍によって虐殺された後、1カ所に捨てられた様子を収めたものだとされる。太平洋戦争で日本が敗戦する直前の1944年9月に中国・雲南省の騰衝で米中連合軍が撮影したもので、同年9月13日夜に日本軍が朝鮮人女性30人を銃殺したという内容の米中連合軍の文書を裏付けているという。

(参考記事:【動画】日本軍に虐殺された朝鮮人従軍慰安婦とされる映像

論評は慰安婦問題を巡り、「安倍一味をはじめ日本の右翼保守勢力は日本軍性奴隷という言葉だけが出てもそんなことはなかったと強弁を張り、性奴隷被害者を『売春婦』と極悪に冒とくする一方、お金を望んで自発的に行ったと言って、かえって責任を彼女らに転嫁している」と非難。

続いて、「日本がやっきになって性奴隷犯罪を覆い隠そうとする目的は単に、戦犯国の羞恥を免れようとすることにのみあるのではない」「遂げられなかったアジア制覇の野望を実現しようとするのがまさに、安倍一味が狙う目的である」などと決めつけた。