北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は10日、従軍慰安婦問題をめぐり日本の安倍政権を非難する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

論評は、韓国で先月27日に開かれた「日本軍慰安婦資料の現在と未来」と題した国際カンファレンスで、太平洋戦争末期に日本軍が朝鮮人慰安婦を虐殺したことを証明する映像が初公開されたことに言及し、「日帝の野獣さと残忍さが再度全世界に赤裸々に暴露された」と強調した。

また、安倍政権や日本の右翼保守勢力は「性奴隷被害者を『売春婦』と極悪に冒とくする一方、お金を望んで自発的に行ったと言って、かえって責任を彼女らに転嫁している」と非難した。

その上で、「日本がやっきになって性奴隷犯罪を覆い隠そうとする目的は単に、戦犯国の羞恥を免れようとすることにのみあるのではない」とし、「罪悪の歴史を否認し、過去の侵略と犯罪の歴史を再現して遂げられなかったアジア制覇野望を実現しようとするのがまさに、安倍一味が狙う目的である」と指摘した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

「労働新聞」 日本は絶対に戦犯国の汚名をすすげない

【平壌3月10日発朝鮮中央通信】1944年に日本軍が性奴隷らを虐殺した事実を立証する映像が公開された。

それは19秒のもので、中国雲南省で撮影されたものである。

映像と共に文書14件と写真資料2件も共に公開されたが、文書には日本軍が朝鮮人女性30人を銃殺したと記録されている。

10日付の「労働新聞」は署名入りの論評で、これによって日帝の野獣さと残忍さが再度全世界に赤裸々に暴露されたと強調した。

同紙は、今、安倍一味をはじめ日本の右翼保守勢力は日本軍性奴隷という言葉だけが出てもそんなことはなかったと強弁を張り、性奴隷被害者を「売春婦」と極悪に冒とくする一方、お金を望んで自発的に行ったと言って、かえって責任を彼女らに転嫁していると糾弾した。

また、しかし、今回の映像は日本軍性奴隷制が厳然として存在したということを明白に実証しているとし、次のように指摘した。

日本がやっきになって性奴隷犯罪を覆い隠そうとする目的は単に、戦犯国の羞恥を免れようとすることにのみあるのではない。

犯罪を否認する者は、いつかはそれを繰り返すものである。

罪悪の歴史を否認し、過去の侵略と犯罪の歴史を再現して遂げられなかったアジア制覇野望を実現しようとするのがまさに、安倍一味が狙う目的である。

日本は新世代に軍国主義思想を注入し、国民に復しゅうの念を強要している。

特大型の反人倫罪悪を覆い隠して「通常国家」の帽子をかぶってみようとやっきになっている。

日本は、誤算している。

術策や幾ばくかのお金では絶対に戦犯国の汚名をすすげない。---

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