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北朝鮮は28日に党代表者会と中央委員会全体会議を開き、キム・ジョンウンを中央軍事委員会副委員長に選出し3代世襲を公式化、ポスト金正日人事を断行した。

今回の党代表者会で中央委員会委員と候補委員、政治局委員と常務委員、書記、部長の選出を通じ労働党の体系を大々的に整備したと評価されている。目に付くのは新たに新設された中央軍事委員会副委員長職だ。

この職責にキム・ジョンウンと共に名前をあげた人物が李英鎬(リ・ヨンホ)総参謀長だ。李英鎬はこれに加え金正日、金永南(キム・ヨンナム)、崔榮林(チェ・ヨンリム)、趙明?iチョ・ミョンロク)らと共に党政治局常務委員にも名乗りを上げた。

また、27日の国防委員会の決定で副元帥に昇進、政治局常務委員、中央軍事委員会副委員長、中央委委員にも選出されて新時代の実力者に急浮上している。

軍出身の李が党中央軍事委員会副委員長に選出された点は、金敬姫(キム・ギョンヒ)・張成沢(チャン・ソンテク)の血統後見と並んで先軍後見への布石といわれている。また、張成沢とは万景台革命学院の同窓で最側近といわれている。

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キム・ヨンス国防大教授は本紙に「キム・ジョンウンの軍掌握による後継体制に寄与した功労が評価され、キム・ジョンウンの最側近に浮上する可能性が高い」と評価した。

李英鎬は昨年1月、キム・ジョンウン後継が内部で公式化された際に総参謀長に起用された。1942年生まれで2003年には平壌防御司令官に任命され、総参謀部作戦国副局長、副総参謀長、訓練所所長を経て昨年2月から総参謀長に昇進していた。

金正日が内部後継作業を終えた昨年1月直後に異例の3度の砲兵部隊の訪問を行い、キム・ジョンウン先軍路線への下準備を行なったと評価された。この際にキム・ジョンウンの先軍業績作りを行なったのが李英鎬だとの観測が出されている。