人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

キム・ジョンウンが人民軍大将の称号を受章し後継者に公式化された事で、金正日の残った2人の息子の正男と正哲の今後に関心が集まっている。

金正日は後継者に決定以降、金日成の跡を継ぐ正統性を確保する為に危険勢力に対する粛清作業を徹底的に断行した。

金正日は特に継母の金聖愛(キム・ソンG)と異母兄弟の金平日(キム・ピョンイル)、金英一(キム・ヨンイル)を分枝勢力に規定した。金日成°熕ウ日の直系家族だけが革命の代を引き継ぐ事が出来るという論理であり、分枝勢力は金正日が政治舞台から追い出した。

金平日は在外大使として平壌からは徹底的に無視され、金英一もドイツ駐在北朝鮮代封博Q事官に追い出された後、肝臓癌で死亡した。

キム・ジョンウンの場合は異母兄弟の金正男が分枝勢力に当るだろう。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

金正男は金正日と女優の成恵琳(ソン・ヘリム)の間で1971年に出生した。金正男は金正日の長男だが、事の始まりは金正日が人妻を略奪して始っており所謂私生子である。この様な背景もあり悲運の王子として権力の日の目を見る事が出来なかった。

金正日は正男に惜しみない愛を注いだが、1970年代後半に2番目の夫人高英姫(コ・ヨンヒ)が現れた後には、正男に対する愛が急速に冷めたという。

北は家父長的な考えが未だに根強い為、長男の正男が繋ぐとの主張も提起されていた。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

しかし、成恵琳がモスクワで病死、叔母の成恵琅(ソン・ヘラン)の西側への亡命などで正男は権力の中心から離れていった。

2003年に高英姫が死亡した後、金正男が海外生活を整理し後継者争いに参加すると言われていた。金正日の妹金敬姫(キム・ギョンヒ)と夫の張成沢(チャン・ソンテク)が金正男の後継を支援するとの話も出回った。

これに加え中国が海外を広く理解している金正男が中国式の改革開放の導入に適任と判断し、後継者に積極的に後援するのではとの説も流れたが、これは信憑性が低いと言われていた。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

金正男はキム・ジョンウンが後継者となった事で、叔父金平日(キム・ピョンイル)と同じく海外での生活を続けると思われる。金平日は海外大使の肩書でもあったが、金正男は地位も無く放蕩な生活を送ると思われる。

一部では金正男の振舞いからも西側への亡命を試みる可能性も高いと言われている。異母兄弟のジョンウンが権力をにぎった場合、分枝は身の安全を確保する事が難しいとの判断を下す可能性があるからだ。

また、キム・ジョンウンの兄の正哲は分枝では無いが、キム・ジョンウンよりも年長だとの理由で牽制される可能性もある。数年前までも正哲が後継者だとの報道すら見かけられた。

牽制の対象に成らずにジョンウンを補佐する役割に付く可能性も考えられる。極度に閉鎖された北朝鮮の統治システム上、信頼出来るのは血縁以外にいないとの判断を下す可能性も高い。