朝鮮朝鮮中央通信は29日早朝、キム・ジョンウンが前日に開かれた労働党代表者会で党中央軍事委員会副委員長並びに党中央委員会委員に任命されたと伝えた。
労働党の職制には党中央軍事委に副委員長は存在しなかったが、キム・ジョンウンの安定的な世襲に向け今回新設されたと思われる。金正日は朝鮮人民軍を掌握、軍事政策を総括する党中央軍事委委員長に再選任された。
キム・ジョンウンは党中央軍事委副委員長と人民軍大将の称号も得ており、先軍政治路線を基盤に軍を掌握する基盤を構築したと分析されている。
中央通信は「朝鮮労働党代表者会が28日、金正日同志が参加した中で平壌で盛大に行なわれた。金正日同志を朝鮮労働党総書記に推戴する推戴辞を金永南(キム・ヨンナム)が行なった」と伝えたが、キム・ジョンウンの出席可否は言及しなかった。
「党代表者会で朝鮮労働党の中央指導機関の選挙を行ない、労働党中央委員会の2010年9月全体会議決定内容が通知され、金永南が閉会辞を行った」と明らかにした。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、軍の実力者に急浮上したリ・ヨンホ軍総参謀長も党中央軍事委副委員長に任命された。これは軍経験が全く無いキム・ジョンウンを補佐する役割だと言われている。
関心を集めた党政治局常務委員には、金正日国防委員長、金永南・最高人民会議常任委員長、崔栄林(チェ・ヨンリム)内閣総理、趙明?iチョ・ミョンロク)国防委員会第1部委員長、リ・ヨンホ軍総参謀長の5人が選任された。
大将の称号を受けた金正日の妹金敬姫(キム・ギョンヒ)は党政治局委員に任命された。彼女の夫の張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長は党政治局候補委員並びに中央軍事委委員になった。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面特に、リ・ヨンホは政治局常務委員と共に党中央軍事委副委員長、政治局委員などの要職を兼任し、軍部の新たな実力者に急浮上した。