金正恩氏「拷問部隊」が「仕送りカツアゲ」に血道をあげている

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

韓国在住の脱北者が送る外貨、いわば「仕送り」に頼る北朝鮮庶民は少なくない。仕送りは送金ブローカーによって北朝鮮の家族の元に届けられる。無慈悲な捜査方法で恐れられている北朝鮮の秘密警察・国家保衛省(以下、保衛省)が、この仕送りに目をつけた。

女子大生を拷問

デイリーNKの内部情報筋によると、北朝鮮北部の咸鏡北道(ハムギョンブクト)をはじめとする中朝国境地域の都市で、保衛省の要員(以下、保衛員)らが送金ブローカーを脅迫して、仕送りの一部を強奪しているというのだ。保衛省は秘密警察として治安を維持する任務を負っているが、経済難ゆえにまともな予算が割り当てられておらず、自分たちで運営費を稼がなければならない。それだけでなく、国家に上納金を納める義務も負っている。

これこそが、保衛員が時には拷問で顔面を串刺しするほどの比類なき暴力性で、北朝鮮の富裕層や一般庶民、商売人から収奪する理由だ。

(参考記事:口に砂利を詰め顔面を串刺し…金正恩「拷問部隊」の恐喝ビジネス

金儲けのための恐喝だけでなく、治安維持のための捜査においては残虐な拷問も厭わない。その残虐性は、韓流ビデオのファイルを保有していたという容疑だけで、女子大生を拷問し悲惨な末路に追い込むほどだ。

(参考記事:北朝鮮の女子大生が拷問に耐えきれず選んだ道とは…