情報筋によると、保衛省は送金ブローカーらの動向を把握している。ブローカーのビジネスは違法であり、その弱みを突いて、「取り締まりをしない代わりに送金手数料をわけてくれ」と露骨に要求する。送金ブローカーを急襲して全額を没収するやり方から、より安全な方法で金を巻き上げようとしているとのことだ。
以前は韓国の脱北者が100万ウォンを送金すれば、北朝鮮の家族は約70万ウォンを受け取ることができた。しかし、最近では50万ウォンしか受け取ることができないという。
あこぎなやり口で金を奪い取ろうとする保衛員に対する住民の不満は高まっている。そのせいか、この数年間、保衛員らへの報復殺人が度々起きている。
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