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北朝鮮の朝鮮マネーロンダリング(資金洗浄)およびテロ資金支援防止のための国家調整委員会のスポークスマンは27日、朝鮮中央通信社記者の質問に答える形で、マネーロンダリングに関する金融行動グループ(FATF)の総会で「反朝鮮『公開声明』が採択された」と非難した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

FATF総会は、21日から23日にパリで開催された。スポークスマンは、公開声明に対して、「国際金融監督機構を悪用した米国の常套的な策動の一環として断固と排撃する」と主張した。

つづけて、「わが国の現実を完全にわい曲し、米国が並べ立てる詭弁をそのまま盛り込んだ三文の値打ちもない文書にすぎない」と非難した。

また、米国は対北朝鮮制裁を合理化するために、「マネーロンダリングだの、テロ資金支援だのとして言い掛かりをつけた」とし、「今や国連の『制裁決議』を『国際的基準』に包装して大量殺りく兵器拡散資金支援という新しい口実を設けて持ち出している」と指摘した。

その上で、「われわれの核戦力は米国のいかなる核の威嚇も粉砕し、米国が冒険的な火遊びをできないようにする平和守護の霊剣」であるとし、「世界最大の核兵器保有国であり、こんにちもその維持と近代化のために天文学的な資金をつぎ込んでいる米国を厳しく問題視し、米国に制裁を加えるべきであろう」と述べた。