韓国の文在寅大統領は25日、平昌冬季五輪の閉幕式に出席するため訪韓した北朝鮮の高位級代表団と会談し、米国と早期に対話するよう促した。

これに対し、団長の金英哲(キム・ヨンチョル)朝鮮労働党副委員長兼統一戦線部長は「対話する十分な用意がある」と答えた。

いずれも、青瓦台(韓国大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が同日、文書で記者団に伝えた。

この発表によれば、文大統領と北朝鮮代表団8人による会談は閉幕式の会場であった平昌で、午後5時から約1時間かけて行われた。

文大統領はまた、冒頭の内容の他に「南北関係が今後、広範囲に発展すべきだ」と強調した。これに対し金英哲氏は「金正恩朝鮮労働党委員長も同じ考えを持っている」と述べたという。

一方、聯合ニュースは26日、文大統領は会談の場で、金英哲氏に対し「『核凍結→核廃棄』という2段階のロードマップについて直接説明したもようだ」と伝えた。

「2段階のロードマップ」は、文大統領が昨年5月の就任後、繰り返し主張してきたもの。北朝鮮が核・ミサイルの実験を中断し、非核化について議論することを前提に対話に臨む場合、米国をはじめとする国際社会が相応の措置を段階的に協議していく、とする構想だ。