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北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会のスポークスマンは25日、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部に銃弾が撃ち込まれた事件をめぐり、日本を非難する談話を発表した。

23日午前3時50分頃、東京・千代田区の朝鮮総連中央本部に数発の銃弾が撃ち込まれ、右翼活動家と右翼関係者の男2人が逮捕された。右翼活動家は日頃から、差別・排外主義的な言動で知られている人物だった。

談話は、北朝鮮と朝鮮総連に対して「日本当局と右翼反動層のヒステリックな狂気がきわめて重大な段階で繰り広げられている」と指摘した。

また、「歴代の日本政府と右翼反動層が総聯組織と在日同胞にありとあらゆる悪行を働いてきたが、朝鮮の主権が行使される神聖な領域である総聯中央会館にあえて、射撃だけはできなかった」と指摘した。

つづけて、事件について「日本の右翼ごろつきのテロ行為」としながら、「日本の反動層が朝鮮半島の情勢を極度に緊張させ、これを機会にして軍国主義復活と『大東亜共栄圏』の昔の妄想を実現してみようとする陰険な企図の下で朝鮮と総聯を相手に強行された故意の政治的挑発であり、極悪非道な犯罪である」と非難した。

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さらに、「日本当局がいつまでも遂げられない妄想を実現してみようと狂奔したあげく、右翼ごろつきに武器まで与えて総聯中央会館に射撃をしたのは朝鮮に対する露骨な挑戦であり、総聯に対する全面弾圧の前奏曲である」と述べた。

その上で、「日本当局は、総聯中央会館に対する銃撃事件の背後と真相を根掘り葉掘り究明し、今回の事件の主犯者、共犯者を厳罰に処し、二度と総聯と在日同胞に対する強力犯罪とテロ行為が発生しないように特段の措置を取るべきであろう」と忠告した。