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ロシアは、自国の天安艦事件調査団の調査結果報告書を韓国に渡すつもりはないとのアレクセイ・ボロダフキン外務次官の発言を聯合ニュースが23日、報じた。

ロシア外務省のアジア太平洋担当次官で、6カ国協議のロシア首席代表でもあるボロダフキン氏は、「天安艦事件と関連した露調査団の報告書は、当初からロシア指導部への内部秘密文書として作成されており、これを韓国や北朝鮮のどちらにも渡さない」と話した。

「今は天安艦事件の原因を問う時期ではない。朝鮮半島と北東アジア地域の緊張を緩和させる方法を探らなければならない。このために6カ国協議の再開が最も急がれる」と強調した。

ロシアは海軍所属の専門家4人で構成された調査団を6月1日から1週間、韓国に派遣し事故原因究明調査を行った。

また、この日、ラウンドテーブルでは北朝鮮の核問題や天安艦事件などによる朝鮮半島の緊張について、ロシアの朝鮮半島専門家が作成した報告書の発浮ェあった。

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同報告書は「天安艦事件は韓国と北朝鮮だけでなく、米中の関係を悪化させる深刻な危機を招いた。今の朝鮮半島の周辺状況は資本主義と社会主義が対決していた冷戦時代を思い出させるほどだ」と言い、速やかな解決のための関連国の努力を呼びかけた。

「天安艦事件による危機は、相当な支援を米国から受けている韓国政府が、北朝鮮の孤立と体制の弱化、最終的には降伏を導きだすために北朝鮮への国際社会の圧力を呼びかけるキャンペーンを行うなどの一連の意図的な措置を講じた結果」と分析した。

核問題を解決する方法と関連し「現時点で6カ国協議の主なテーマとして北の核兵器の廃棄を議題として扱うのは、非現実的だ。非核化という遠い未来を目指し、今すぐは北朝鮮の追加的な核開発を中断させるのが先決課題だ」と強調した。

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「北朝鮮に危機的状況が発生した場合、中国は北朝鮮に親中国体制を立てようとすると思う。北朝鮮を統治しているエリートらも韓国に降伏するよりはこれを好むだろう」と予想した。

「6カ国協議でロシアが米国、中国、韓国にとって価値があるのは、ロシア政府が北朝鮮に影響力があるからだ。ロシアは韓国だけではなく北朝鮮との正常的な関係を維持すべきだ」と、ロシア政府に等距離外交を求めた。