米国務省は20日、ペンス副大統領が平昌冬季五輪の開会式出席のため訪韓した際、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の妹・金与正(キム・ヨジョン)党第一副部長らとソウルで「極秘会談」することで両国政府が合意したが、北朝鮮が直前にキャンセルして実現しなかったと発表した。

同省のナウアート報道官は声明で、中止された会談について「副大統領は北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄する必要性を理解させる機会にする用意があった。北朝鮮がこの機会を逃したのは残念だ」と述べた。

米紙ワシントン・ポスト(電子版)の報道によると、会談は北朝鮮側から提案し、10日にソウルの青瓦台(大統領府)で行う計画だった。だが、ペンス氏が対北追加制裁の方針を表明し、脱北者らと面会したことに北朝鮮側が反発し、会談は中止になったという。

一方、韓国のイム・ジョンソク大統領秘書室長は21日の国会運営委員会での答弁で、米朝の極秘会談計画について「確認できない」として、具体的な言及を避けた。