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北朝鮮の内閣機関紙・民主朝鮮は20日、米韓合同軍事演習の実施を求める日米両政府や韓国の保守勢力を非難する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた。

米海軍は6日、北朝鮮に対する圧力強化を図ることを狙い、イージス艦2隻を極東に向けて派遣した。また、日本の安倍晋三首相は9日、韓国の平昌(ピョンチャン)で開かれた日韓首脳会談で、「米韓合同軍事演習を延期する段階ではない。演習は予定通り進めることが重要だ」と述べた。韓国の保守勢力も演習を実施すべきと主張している。

こうした動きに対して論評は、「朝鮮半島情勢の流れに遮断棒を下ろしてまたもや緊張を激化させてみようとする腹黒い下心の発露として絶対に黙過できない」と非難した。

また、日米と韓国保守勢力が「『すでに計画されたもの』だの、誰それの『威嚇』だのと言って自分らの行為を合理化するのは、各々朝鮮半島の情勢を引き続き悪化させて自分らの利益をむさぼろうとする幼稚な言葉にすぎない」と指摘した。

さらに、「われわれは朝鮮半島の平和と安全を破壊する行為に対してはいささかも許さず、それに断固と対応していくであろう」と主張した。

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その上で、「北南間にまたもや緊張が激化し、それによって取り返しのつかない結果が招かれる場合、その全責任は米国と日本、かいらい保守一味にある」と強調した。