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北朝鮮の南浦港に近い中国の大連港が、北朝鮮の武器の不法輸出の主な積替え地であるとの主張が出された。

米議会調査局(CRS)は先月発表した報告書で、中国の港が北朝鮮の武器の不法輸出の寄港地と積替えに利用されていると指摘した。

昨年8月、アラブ首長国連邦は国連安保理が採択した対北制裁決議案1874号の履行の一環として、北朝鮮製の武器を積載しイランに向け航行していた貨物船「ANLオーストラリア」を検挙した。

この船は北朝鮮の南浦港で船積みされ、中国の大連港を経てイランのバンダレ・アッバースへ向かう予定ったと、報告書は説明した。

また、昨年の12月には、北朝鮮製の武器を輸送していると疑われていたIL-76運送機がタイのバンコクで補給のために着陸した際に、タイ警察に検挙された。当時、運送中だった北朝鮮製の武器は、大連で荷積みされたものだったという。

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また、中国の領空も北朝鮮の武器の不法輸出の経路に利用されているという。

2002年7月にパキスタンは中国の領空を通過しC-130輸送機で北朝鮮からミサイル部品を輸入したが、この取引は北朝鮮−パキスタンとの軍事貿易だった。

また、中国は2003年4月から7月までイランに領空通過権を与え、この期間中にイランのI-76貨物運送機が北朝鮮に向け6回も飛行したという。この時、クルーズミサイルが入っていた思われる木箱が荷積みされていた報告書は指摘した。