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北朝鮮の朝鮮中央通信は4日に配信した論評で、南北対話が進む中、米国が「民族の和解と団結の流れ」を阻もうと策動していると非難した。

論評は、米国が先月、核・ミサイル開発を巡って北朝鮮への独自の制裁対象を追加したことや、韓国で開かれる平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピック中は延期するとしていた米韓合同軍事演習を大会後に再開する意向を示していることなどに言及し、「われわれの主動的措置と積極的役割によってもたらされた北南関係改善の雰囲気にあわてふためいてそれを曇らせようとよりいっそう狂奔している」と指摘した。

また、「北と南を永遠に対決するようにし、この地に恒常的な緊張状態を助長しようとするところにまさに、米国の陰険な下心がある」と非難した。

さらに、「現実は、米国の不純な企図と干渉策動が持続する限り、北南関係の順調な発展を期待することができず、朝鮮半島の平和と安定が甚だしく脅かされるようになるということを示している」と主張した。

その上で、「この地に同族対決と核戦争の災難をもたらそうとする米国の侵略と干渉策動に警戒心を高め、それを民族団結の威力で粉砕すべきであろう」と強調した。