北朝鮮の朝鮮中央通信は4日に配信した論評で、南北対話が進む中、米国が「民族の和解と団結の流れ」を阻もうと策動していると非難した。

論評は、米国が先月、核・ミサイル開発を巡って北朝鮮への独自の制裁対象を追加したことや、韓国で開かれる平昌(ピョンチャン)冬季五輪・パラリンピック中は延期するとしていた米韓合同軍事演習を大会後に再開する意向を示していることなどに言及し、「われわれの主動的措置と積極的役割によってもたらされた北南関係改善の雰囲気にあわてふためいてそれを曇らせようとよりいっそう狂奔している」と指摘した。

また、「北と南を永遠に対決するようにし、この地に恒常的な緊張状態を助長しようとするところにまさに、米国の陰険な下心がある」と非難した。

さらに、「現実は、米国の不純な企図と干渉策動が持続する限り、北南関係の順調な発展を期待することができず、朝鮮半島の平和と安定が甚だしく脅かされるようになるということを示している」と主張した。

その上で、「この地に同族対決と核戦争の災難をもたらそうとする米国の侵略と干渉策動に警戒心を高め、それを民族団結の威力で粉砕すべきであろう」と強調した。

朝鮮中央通信の報道全文は次のとおり。

米国の正体をはっきりと見抜くべきだ 朝鮮中央通信社論評

【平壌2月4日発朝鮮中央通信】米国が朝鮮半島にせっかくもたらされた民族の和解と団結の流れを阻んでみようと各方から策動している。

最近、ホワイトハウスと国務省、国防総省、中央情報局(CIA)、議会の高位人物らを連日推し立てて、「朝鮮半島問題の主導権を奪われないためには対北制裁と圧迫をいっそう強化しなければならない」「オリンピックが北朝鮮の体制宣伝場となるようにしては絶対にいけない」と言いふらすようにしている。

このような中、米国は1月24日に独自の対朝鮮追加制裁を発表したのに続き、25日には米財務省次官を南朝鮮に送って「対北制裁」において抜け目のない共助を維持すべきだと圧力を加えた。

また、海外で南朝鮮の外交・国防関係者らとの謀議を次々とこらして北南対話を非核化の対話へ導くべきだと釘を刺すかとすれば、青瓦台と軍部の高位安保関係者らを米国に呼び寄せてわれわれを相手にする「軍事的共助」強化の問題を注入している。

一方、原子力空母打撃団と核戦略爆撃機を朝鮮半島と周辺に集結させてオリンピック以後、米国・南朝鮮合同軍事演習を即刻再開するとけん伝しており、日本の航空「自衛隊」と共にわれわれを狙った飛行隊打撃訓練まで行いながら狂気を振るっている。

これは、米国がわれわれの主動的措置と積極的役割によってもたらされた北南関係改善の雰囲気にあわてふためいてそれを曇らせようとよりいっそう狂奔しているという明確な証拠である。

米国が真に北南対話を支持し、歓迎するなら、国際社会の前でわれわれの冬季オリンピック参加をあれほど悪らつにけなし、「大会の準備に息つく間もない」南朝鮮の外交安保関係者らを連続呼び寄せてせきたてる必要がないであろう。

朝鮮半島に平和の雰囲気が熟するほど北侵核戦争挑発の名分が消え、アジア制覇戦略の実現にブレーキがかかるようになるということから北と南を永遠に対決するようにし、この地に恒常的な緊張状態を助長しようとするところにまさに、米国の陰険な下心がある。

現実は、米国の不純な企図と干渉策動が持続する限り、北南関係の順調な発展を期待することができず、朝鮮半島の平和と安定が甚だしく脅かされるようになるということを示している。

全同胞は大勢の流れに逆行してこの地に同族対決と核戦争の災難をもたらそうとする米国の侵略と干渉策動に警戒心を高め、それを民族団結の威力で粉砕すべきであろう。---

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