ファン・ジャンヨプ北朝鮮民主化同盟委員長は、“北朝鮮の民主化の実現は、日本の植民地からの解放よりも、もっと大きな意義を持つと同時に、世界の民主化の過程でも大きな意味がある”と語った。

ファン委員長は15日、自由北朝鮮放送の‘ファン・ジャンヨプ講座’のコーナーでこのように述べ、“金正日政権を除去して、北朝鮮を民主化することは、中東の事件とは比べものにもならないほど、大きな意義を持つ”と主張した。

これと関連して、ファン委員長は、“脱北者の役割が非常に重要だ”と述べ、“金正日の独裁に反対して、北朝鮮を脱出した精神を忘れてはならない”と強調した。

ファン委員長は“脱北者の第一の課題は、大韓民国の国民として定着し、自分の義務をしっかりと実現していくことである”と言い、“大韓民国の国民として、堂々と生きていくことができる基礎が整えられれば、北朝鮮の民主化に貢献しなければならない”と語った。

更に、“（脱北者が北朝鮮の民主化に貢献する）方法も、個人の才能と条件に合わせなければならない”とし、“北朝鮮を民主化するために直接立ち上がることもできるが、韓国で積んだ経験を基に、解放された北朝鮮を建設することに貢献することもできる”と明らかにした。

ファン委員長は“いつ金正日政権が崩れるか、断言はできないが、歴史的に見る時、勝利するということだけは事実だ”と述べ、“数百万の人々を飢え死にさせ、全国を監獄にして、人々からすべてを奪って、最終的には精神まですべて奪った、反逆的な政権が永続することはない”と話した。

また、“中国が（北朝鮮を）支持している限り、（金正日政権は）容易には崩壊しないだろう”と言い、“いつ勝利するのかを計算するよりも、私たち（脱北者)がここに定着する事業、韓国の愛国主義の力量を強化して、彼らと力を合わせる問題に最善をつくさなければならない”と強調した。