北朝鮮の歴代の指導者は実に贈り物好きだ。一般庶民には肉や油などのプチ贅沢品を、高級幹部には時計、洋酒などの超贅沢品を贈ることで、心をつなぎとめる。これがいわゆる「贈り物政治」だ。

30年来続く経済的苦境、国際社会の制裁強化などで、かつてほどではないものの、今でも贈り物政治は続いている。その代表格といえるのが、子どもたちに配るお菓子セットだ。かつては子どもたちの憧れだったが、目と舌の肥えた今の北朝鮮の子どもたちには不人気だ。あまりの人気のなさが、政治的事件を巻き起こしてしまった。

慈江道(チャガンド)の情報筋は、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に事件の概要を語った。