北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞は25日、米国を非難する署名入りの論評を掲載した。同日、朝鮮中央通信が伝えた
米軍は、韓国で来月9日から開かれる平昌（ピョンチャン）冬季五輪期間中に原子力空母「カール・ビンソン」を朝鮮半島周辺に展開すると発表している。
これに対して論評は、「朝鮮半島の緊張緩和と北南関係の改善を快く思わず、それをなんとしても阻もうとするのが米国の本心だ」と指摘した。
また、「米国が南朝鮮との合同軍事演習を冬季オリンピック以後に延期すると発表したにもかかわらず、原子力空母打撃団を朝鮮半島水域に送り込んでいるのは看過できないことである」と強調した。
さらに、「朝鮮半島で緊張を恒常的に激化させてこそ、南朝鮮をわが共和国と大陸侵略の前哨基地として引き続き併呑してアジア太平洋支配戦略を実現することができるというのが米国の内心である」と非難した。
人気記事：「女性１６人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面その上で、「われわれは十分米国の戦争狂気を押さえ、朝鮮半島の平和を守っていくことができる。朝鮮半島の平和と安全を破壊する行為に対しては断固と強硬対応していこうとするのがわが千万軍民の揺るぎない意志である」と主張した。