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昨年の貨幣改革後、北朝鮮では外貨依存度が高まり今では市場でさえもドルや人民元の価格が別枠で設けられていると 北朝鮮内部消息筋が伝えてきた。

平穣の内部消息筋は5日、「最近、市場でドルの使用が急増している。このため、ドルを基準に市場価格が形成されている。さらに、お金の貸し借りの際にもドルを基準に利子を決める」と伝えた。

9月2日を基準に平穣の為替レートは100ドル当たり15万ウォン前後。知人に15万ウォンを借りたとすれば、貸す時にはその時の為替レートに基づいて100ドルに相当する金額を返さなければならない。

同消息筋は「最近は市場の商人が米やトウモロコシ、おかず以外は全て人民元やドルの価格を設けている。平穣のソンMョ市場の洋服売り場では、ついにドルの値札が登場した」と話した。

「特に卸業者の場合、もはや全ての取引がドルや人民元で行なわれている。ウォンの価値は下がり、高額紙幣もないため外貨に依存するしかない」と話した。

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2000年代以降、中朝国境地域では人民元がウォンと同時に使われている。平穣や黄海道ではドルの人気が高い。特に、家電製品や工業品など高価な品物の場合、ドルや人民元で取引きされる場合が多かった。

しかし、最近では靴や洋服など一般の消費財にまで外貨で取引されている。外貨商店や外国人が泊まるホテル、レストランでもないのに外貨価格が設けられている。

昨年の貨幣改革によってインフレの引き止めに失敗した。現在は市場の米価格が900ウォン(1kg)前後で、貨幣改革前(2000ウォン前後)の半分程度だ。

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同消息筋は「ウォンの価値が不安定で為替も安定していない為、商売人は損をしないために通常よりさらに高い価格で品物を売っている。価格を頻繁に上がる為、物価が継続して上げっているかのように感じる 」と説明した。

「中国からの輸入品はドルや人民元で価格が決められている。市場で流通している商品の90%以上が中国製品であることを考えると、もうすぐウォンは要らなくなるかも知れない」と話した。

同消息筋は「咸鏡北道、両江道、新義州では人民元をたくさん使っており『ここは中国』、平穣や沙里院、海州、ウォンサンではドルを使っているため『ここは米国』というジョークもよく言われている」と話した。