北朝鮮の朝鮮中央通信は23日、韓国で来月開催される平昌(ピョンチャン)冬季五輪に合わせた芸術団の公演に向け、北朝鮮から韓国に派遣された事前調査団が21、22日の両日にかけて韓国を訪問したことを報じた。
記事では、派遣される三池淵(サムジヨン)管弦楽団の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長率いる7人の調査団が、「南朝鮮の江陵とソウルで行うわが芸術団の公演保障のための準備状況を現地で視察した」と伝えた。
朝鮮語の記事では、「玄松月同志」としているが、日本語訳の記事では「玄松月さん」としている。北朝鮮メディアは人物を表記する時、「同志」や「局長」などの肩書きを使用するのが通例だ。原文は同志としているにもかかわらず、日本語訳で「さん」という敬称を使用したことに何らかの意図があるのか注目される。