中国の武大偉・6者会談首席代表が日韓を訪問したのに続いて米国を訪問し、6者会談再開に向けたシャトル外交を本格化しおり、朝鮮半島政局が非核化に向けた対話局面への転換に向かうかに関心が集められている。
特に、金正日が胡錦濤国家主席と首脳会談で「6者会談の早急な再開を希望する」と平和攻勢を展開しており、米韓も既存のスタンスとは違う柔軟な対応への兆しを見せているため、このような観測が高まっている。
6者会談再開が厳しいという展望が優勢だが、米韓が中国の説得外交を無視し続ける事はできないと外交専門からは考えている。
韓国政府内でも先天安、後6者会談スタンスから、天安艦措置と非核化プロセスを同時に推進するツートラックアプローチへの変化が見え始めている。
外交部高位当局者は「現状を判断するにあたって総体的な視点が必要だ。天安艦や非核化問題で北朝鮮の行動を全般的に評価しなければならない。北朝鮮が肯定的な動きを見せるなら、対話と圧力を併行するツートラックアプローチも有り得る」と話した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「対話再開議論と同時に制裁も行われ、制裁の中での対話再開の模索と考えられる」とし、天安艦措置とは別枠で非核化問題が扱われる可能性を示唆した。
これと関連し外交消息筋は「北朝鮮が前向きな態度を見せることが対話再開に最も重要だが、中国が非核化プロセスに向けた行動を本格化しており、米韓は無視し続ける事はできないだろう」と話した。
特に、米国も中国の積極的な説得外交に一定の理解を示している。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面フィリップ・クローリー国務部公報担当次官補は1日(現地時間)、「北朝鮮が今後数週間で見せる行動が重要。私たちの対応は、北朝鮮の行動によって左右されるだろう」と明らかにした。「北朝鮮が言葉でない行動を見せ建設的に対話する姿勢が伺えれば、私たちは北朝鮮の行動を評価した後、対応する準備ができている」と付け加えた。
特に、武代表が訪米中であり、米国は北朝鮮に態度の変化を再度促す一方、状況が好転すれば対話を行うというメッセージを中朝に迂回的に伝達したと見られる。
同代表は特に、スタインバーグ副長官との会談で6者会談参加国が一堂する非公式対話を提案し、非核化懸案の協議の為に米朝接触の必要性を訴えた事が分かった。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面また、ウィ・ソンiク外交通商部朝鮮半島平和交渉本部長も2日、ワシントンを訪問し北朝鮮との対話再開と関連し米国との調整を行なう予定。
これと関連して政府高位当局者は、「米韓は6者会談だけでなく対北制裁局面の対処方法を協議する予定だ。北朝鮮を相手に圧力と対話のツートラックを使う上での運営方針について意見を交わすことになるだろう」と明らかにした。
結局、今月末に予定されている国連総会で6者会談当事国が一堂し、会談再開に向けた議論が本格化すると予測され米韓の対応が注目される。