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北朝鮮当局が国内メディアを動員し、先月の金正日の非公式訪中の成果を大々的に宣伝したが、住民たちの反応は冷淡だと伝えられた。

経済難・食糧難で延命すら難しい状況で、目に見えない成果は信じない雰囲気だと消息筋は言う。貨幣改革以降、当局に対する信頼が失墜したのもこのような理由だ。

咸鏡北道の消息筋は1日、「30日夕方からテレビで訪中を長時間に渡って報道した。放送では物凄い事の様に騒ぎ立てているが、庶民にとっては別世界の話」と伝えた。

朝鮮朝鮮中央通信、朝鮮中央放送、平壌放送などは、先月30日午後8時を境に一斉に訪中を報道し、金正日の「代を引き継いだ親善」発言に対する胡錦濤国家主席の「中朝親善協力関係の強固な発展方針」発言を集中的に報道した。

消息筋は「昨年の貨幣交換は強盗の様な物で、国家への信頼が失墜している。中国を訪問して成果を上げたところで、実際に手にとって分かる成果が無い限り信じない」と話した。

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昨年11月30日に電撃的に断行された貨幣改革、続いて行なわれた市場閉鎖措置などで、民心は離れ国家への信頼も最悪の状況に置かれているという。消息筋は「住民は国家がまたどんな嘘をつくのだろうかという反応だ」と話した。

また他の消息筋は、「強盗の話を信じる人々がどこにいるだろうか。実感が無いものは嘘でしか無い。生きるので精一杯なのに、何を信じろと言うのか」と非難した。

「今年にみんな悲惨な状況で、苦難の行軍の時よりも酷い。白米は2割の人、トウモロコシご飯は4割、これ以外の人は1日を何とか生き延びている状況」といい、経済・食糧難の現状を伝えた。