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北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、韓国が9日の高位級会談を皮切りに南北対話に取り組みながらも、米国などと歩調を合わせ「独自の制裁緩和は考えない」などと表明していることに対し、「対話に水を差す不純な行為を傍観しない」と警告する論評を配信した。

「南朝鮮当局は錯覚してはならない」と題された論評は、韓国の文在寅大統領が新年の記者会見(10日)で、「南北関係の改善に向けた北との対話を通じ、北が非核化のための対話に臨むよう誘導すべきだ」などと述べたことについて、「無礼で愚昧である」などとして問題視。

対話においては相互の信頼が重要であると指摘しつつ「冬季五輪参加に関連して、南朝鮮当局が願う全てのことを解決してやる方向で高位級会談まで実現させて努力の限りを尽くした」として、自国の取り組みを自賛した。

そのうえで「冬季五輪に参加するわが代表団を乗せた列車やバスもまだ平壌にあるということを知るべき」として、平昌(ピョンチャン)冬季五輪への参加撤回もあり得ることを示唆。

続いて「誰かが飯を炊いて口に入れてくれるという荒唐無稽な考えは、初めから捨てよ」と述べ、国際協調を廃した対北関係改善の具体的行動を要求した。