朝鮮日報の姜哲煥記者は、咸興出身のキム・スンチョル氏の証言を引用し、1997年に起きた北朝鮮史上最大と言われる爆発事故について伝えている。
証言によると、軍需工場の17号工場で製造された火薬25トンを積んだ貨物列車5両が停車中だったが、そこに火が付いた。2.8ビナロン工場、ヨンソン機械工場などに向かう通勤客が野次馬となった。ちょうど通勤列車が到着した時、大爆発が起きた。列車、駅舎はもちろん、近隣の住宅地も吹き飛ばした。3000人が死亡し、1万人が死傷したとされる。
(参考記事:北朝鮮の国民1人の「命の値段」は冷蔵庫と同じ…もみ消される死亡事故)