人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

金正日が26日明け方に専用特別列車便で訪中、吉林省集安を通過したと伝えられルートへの関心が高まっている。2000年以降、これまでで6回の訪中は全て遼寧省丹東を経由した。丹東でない他の都市を経由して入国したのは今回が初めてだ。

集安の向かい側には、北朝鮮の慈江道満浦市が位置している。集安は丹東は長白に続く鴨緑江周辺の第3の国境都市で、満浦とは鉄道を通じて1日に1回の定期貨物列車が運行されている。特別列車は慈江道の江界を経て満浦と集安を結ぶ鉄橋を通過、吉林省に入ったと伝えられた。

今回は前回5月の訪中で丹東経由での入国がメディアに露出した点を踏まえ、満浦経由を選択したと思われる。

一部では、丹東市が鴨緑江の氾濫による復旧が遅れており、円滑な移送と安全を考慮し集安が選択された可能性を提起している。

特別列車の最初の目的地は吉林省都の長春や、吉林省の第2の都市の吉林が考えられる。これまでとは違い吉林省を通じて入国しただけに、吉林省政府の公式儀典を受けた後に北京へ向かうと考えられる。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

吉林省で1泊をする場合、北朝鮮の羅先特区開発と関連し、吉林省関係者と会合を開く可能性も考えられる。吉林省は金正日が経済視察を行なう目当ても無く、羅先特区開発のパートナーと予想される吉林省の政界、財界関係者との会談の可能性が高い。

また、2月には朝鮮大豊グループが豆満江・羅先・清津の集中開発方案を発表していた。

今回の訪中日程は少なくとも3泊4日以上と思われる。長春市で1泊をする場合、北京までは列車で10時間以上が必要で、中国首脳部との会合は早くとも28日午前となる。

人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面

北京から丹東経由で帰国する場合、最低でも14時間以上が必要で、帰国日は29〜30日が有力。集安を経由で帰国する場合、1〜2日をさらに要する。

現在、中国側の遂行員も確認されておらず、これまでの前例から中国共産党の王家瑞・対外連絡部長が有力な状況だ。