韓国の統一部の玄仁澤長官は22日、「今すぐ北朝鮮の急変事態が起きる可能性は高く無いと考えている」と話した。
同長官はこの日午前に放送されたKBS第1テレビの『日曜診断』に出演し、「金正日総書記は現地指導も続けているし、通常の統治活動には何の無理もないと判断している」と述べた。
「李明博大統領が光復節(終戦記念日)の慶祝辞で述べた統一方案や統一税の問題は、北朝鮮の急変事態が近いという認識からの発言では無い。徐々に段階的に統一を行う考えであり、吸収統一とは程遠い」と主張した。
統一税に対し「政府が一つの案を一方的に押し付けているのではない。統一という希望、正しい道を歩むために胸襟を開いて政党、社会団体との十分な議論を行うつもりだ」と説明した。
統一税の徴収方法としては、「税金や基金など様々な方法が考えられる。十分に議論し、庶民の負担にならないような方案が出来上がることを望んでいる」と話した。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面そして、政府の統一税の目標時点について「できるだけ効率的・効果的に進行させ、いち早い方案作りを目指している」と伝えた。
李大統領の平和・経済・民族共同体で構成された統一方案に対し、「機械的な統一方案ではなく、機箔Iな意味合いが含まれている。3つの段階が複合的で融合的なシナジー効果を発揮する」と主張した。
この統一方案が非核化を前提にしていないのではないかという指摘に対し、「北朝鮮の非核化と経済協力は並行している。非核化のない経済協力には限界があり、こういった背景から北朝鮮の非核化を強調している」と答えた。
人気記事:「女性16人」を並ばせた、金正恩“残酷ショー”の衝撃場面「北朝鮮の核問題が未解決のままでは、南北関係の未来は非常に暗い。放棄できるかどうかの問題ではなく、必ず放棄しなければならない問題だ」と強調した。